華麗なる一族
金曜日, 1月 5th, 2007読みました。山崎豊子著「華麗なる一族」。
新春に木村拓哉主演でのドラマ化でまた話題沸騰しているので
俄然興味が湧いてしまったのです。
著者の本で過去 何度心を打たれたか、そう思うと
なぜ今まで「華麗なる一族」をノーマークだったのか
間抜けでしたね。
取材・構成に驚くような歳月をかけ綿密に練り上げる文で、
「白い巨塔」では大学病院に、
「大地の子」では中国残留孤児に、
そしてこの「華麗なる一族」では銀行に食いつきます。
まず、題名通り一族の華麗なるお正月から始まりますが、
そこでのプロトコール・マナーという素材一つとっても
当時昭和48年という時代には、あまりにも華麗で高尚すぎ。
のっけからここで読者に引き離しをかけ、
舞台が銀行というじっとり湿める雰囲気を先制させ
背中を押されるように
山崎豊子ワールドへ引き込まれてしまいます。
そしてあと1ページ、あと1ページと休まず読み切り
読破!
最後は号泣!!泣かせられちゃいましたね。
あんなに酷い終り方、どうドラマにするんでしょ?
現代では慣れきってきた感のある銀行合併ですが
みずほ銀行一つとっても最初から数えると15の銀行が
合併と経営統合を繰り返して今があるんですよね。
今でもですが尚の事、当時の銀行の閉鎖性を考えると
金融界の聖域である銀行と官界まで繋げ書き上げるには
どんな苦労があったことでしょう。
とにかく大きく振るえさせられる本なので
ドラマでは原作をあまりイジらないで欲しいな〜。
私が読んだ限り主人公は非道・冷徹・変態の大悪人ですが、
木村拓哉は主人公ではないんですよね?
ランキングに参加しています→まだ圏外扱い?恥ずかし〜!!

