先月になりますが、ヒストリック・オートモービル・フェスティバルが
ネコ・パブリッシング社にて開催していたので参加してきました。
今回参加しようとエントリーしたのは
バトル・ロイヤルという車両カテゴリーの無い耐久レース。
コルベットC5、Ferrariモデナ、BMW、アルファロメオなど
蒼々たる輸入車が名を連ね、
更にルマン制覇の往来の名車・フォードGT40の第二ドライバーには
F1ドライバー・井出有治選手という豪華ラインの中で
我々のエントリー車両はHONDAシビック!
実は参加予定だった私の車両はこの前々日に壊れてしまい、
富士スピードウェイ前にあるポルシェ専門ファクトリー、
ラ・セールの吉澤社長
が急遽、ナンバー無しシビックとメカニックを3人も連れ
トランポに乗って茂木まで駆けつけて下さったのです。
有り難いことです。
そして、
船仲間でもあり某イタリア車の会合でも顔をあわせる榊原君と
やはり船仲間の千葉君も合わせると総勢七人の大所帯。
これだけ豊富な選択肢の中からアタックドライバーは、と考えると
この日のために初めてのヒール& トゥを一ヶ月に渡り練習してきた
友人の千葉修(通称ちばっち)君が 予選ドライバーに。

彼は今までレース経験どころかサーキットを走った事もありません、
しかし身体能力が秀でており、その可能性は未知数。
予選タイムで各車に対してハンディキャップは与えられるので
シビックということもあり、予選はノンビリ走り、より多くハンディを
いただくのが得策なので、彼にもプレッシャーなく走れるかと。
しかし初めてのレース体験で彼に奇跡が・・・ タイムは2分28秒695!!
しかも始めの一周目にベストタイムを叩きだすあたりプロ並みの仕業で
私が思っていた以上の運動神経で魅せてくれましたが、
これで46台中10番グリッドという前列へシビックが駆り出されることとなり
これは まさしく想定外な位置。
5位のFerrari360GTとの差が12秒無いんですよね。
そして出たハンディはピットストップ一回につき15秒と。
それまでは本戦でピットストップ時に義務づけられるハンディで
せこくせこく稼いで上位へ食い込もうと狙っていたのですが、
作戦を考えなおさざるを得ないピット内の沈黙・・・
やっぱりこれはちゃんと走らなければ、と褌を締め直しました。
空はもう暗く、観客も少なくなっていましたが、
私達は徹底した軽量化がなされた絶好調シビックを前に本戦前ミーティング。
「タイムが出ている人は乗りっぱなしにする」、
「第一ドライバーは私、第二は榊原君、第三はラ・セールの荒川君」
と決まって、いざコースインに。
スタート!
タイミング良く決まり そこで2つジャンプアップ!
そこからはシビック自体ができあがっていたのでコーナー番長。
まるで自分が上手くなったような感覚でコーナーを抜け、
前にいる超高額車をパスしていきます。
しかしやはりメインストレートではまったく及ばず離されるので、
第一コーナー前50mを切ってのブレーキングで勝負をかけます。
チキンレースばりの悪戦苦闘で引き離された距離を戻していき、
2ストップは規定だったので最初のピットインをしましたが
吉澤社長の指示でそのまま私が続行することになり、
ピットを出て行きます。

バックマーカーなのか首位なのか混然としてきましたが
とりあえずプッシュし走っているうちに気がつけば、え?4位に!!?
←4番 62号車の掲示板が!
しかしその嬉しさも、残り10分を前にどうしても疲労に勝てず、
ドライバーチェンジのサインを出しながらメインストレートを過ぎます。
そして次の周でアウトし、ドライバーは私→榊原君へ。

このドライバー・チェンジで時間がかかり2分ほどロスしましたが、
そのロス分をも覆そうと榊原君が猛追を見せ、コーナーで順位を上げていき
7位でフィニッシュ!
このレースでは私見を先に言わせてもらうとするならば、
競り合い、粘り強く攻め立て
ポイントを捉えてリズム良く走ることが出来たので、
ずいぶん離れて暮らしていたレースの勘を一部思い出せたのが
後に続く深い意味を持たせてくれました。
そして、レースをトータルで言うとこの結果の半分は
吉澤社長と3人の若いメカニックの方々の、
残りの半分は
ホンダの作った茂木で並みいる高級車をねじ伏せたシビックの
賜物であったと思います。
楽しい一日を有り難うございました!

後で見たリザルトで二度ビックリ!
井出選手の乗っていたフォード・GT40に勝っている・・・
なんだか感動しました!